このブログは、会社派遣の研修で一時的に業務を離れた期間に始めました。
研修中は「ブログを仕事に活かしたらぁ!」という気持ちはなかったのですが、業務に復帰後それほどブランクを感じなかった理由の一つは、ブログを続けていたからだと思います。
ブログを続けていて伸びた力が、仕事を効率化する力と被るためです。
今回は、「ブログを始めてみようかな?」と考えている社会人の方にとってブログを始めるきっかけになる様、ブログを続けていて伸びた力、仕事に活かせる点を紹介します。
仕事に役立つ!ブログ継続で伸びる力
構想力、書くスピード
ブログを書くのに、いきなり書き始めて分かりやすい文章を書ける人はなかなかいないと思います。書けるとしたら、既にそのテーマについて前々から考えていて、自分の頭の中にストーリーができている時くらいではないでしょうか。
私はブログで記事を書く前に少なくとも以下の点を意識するようにしています。
- 誰に何を伝えたい記事なのか(ターゲットとテーマ)
- 結論は何か(テーマに対する結論)
- 結論を補強する材料は何か(結論の理由付け)
注:1点目と2点目は、たとえばテーマが問題提起(例:若者は選挙に行くべきか)でそれに対する結論を示す(例:選挙には行かなくても良い!)記事を想定してあえて分けましたが、実際のブログではテーマ=結論のケースがほとんどだと思います。
箇条書きにした要素を頭の中であらかじめ考えておき、スマホのメモに残しておくだけでも記事を書き上げるスピードが格段に上がります。
「あれ、今何を書いているんだっけ?」
とふと自分のやっていることを見失ってしまうことも、構想を練ってから書き始めることで減らすことができます。
もちろん、ブログで培われた文章の構想力と書くスピードは、仕事でレポートやメールを書くときにも役立ちます。
「なんだコノヤロウ、てめぇこの文章、ダラダラ時間かけたくせに結局何が言いたいのか分からねえよコノヤロウ!!!!」
北野武映画ばりの圧力をかけられるかは別にして、上司にこのような指摘をされる回数も減ることにつながります。
スキマ時間を有効活用する習慣
必ずしもまとまった時間を取らなくとも、バスや電車の通学通勤中にブログはちょこちょこ書き進められます。
「よし。時間が取れそうだから書きかけのあの記事を進めよう」
不思議なことに、今までは何となくスマホでネットを見ていた時間がブログの執筆に自然とシフトしていきます。
当然、仕事をしていると優先度は仕事>>>ブログとなるのでブログはどうしても後回しになってしまうのですが、さっさとその日の仕事を片付けてブログを書きたいという気持ちが働くのか、仕事もスキマ時間を使ってチャキチャキ考える習慣がつきました。
この点は「通勤時間くらい仕事のこと考えなくて良いだろ..社畜乙」という反論が入りそうです。
ですがむしろ、定時までに仕事を終わらせて好きなことをするための仕込みをスキマ時間で行うのは、ダラダラスマホを見ているよりもよっぽど生産的ではないでしょうか。
仕事の仕込みを終わらせればブログ執筆の時間も取れるので、一石二鳥です。
自分の考えとそれ以外を言い(書き)分ける力
ブログをやっていると、分かりやすい文章を書くためにいったい誰が言っていることなのかを明確にする癖がついていきます。
簡単な例で恐縮ですが、商品紹介の記事では以下(カッコ書き)のように客観と主観を区切って書くことが求められます。
- 商品を作った会社はこう言っている(公式の見解)
- ただ、自分の意見は違ってこう思う(自分の考え)
商品を紹介するときに、公式サイトに書いてあることと自分の考えが整理されずにごちゃごちゃに書いてあったら読み手も混乱するので、当たり前ですね。
仕事でも客観と主観を分けて考えて発言していかないと
「コノヤロウ、それ事実か?お前の意見なのか?はっきりしろコノヤロウ」
と指摘され、あいまいな回答を繰り返していると信頼を失っていってしまいます。
いったい誰が言っていることなのか明確にするという、ブログで意識することをそのまま仕事でもできれば、スムーズに仕事を進めることが可能です。
おわりに
今回はブログを書くことで伸びる力が仕事の効率化にも役立つことを紹介しました。
ブログと仕事は必ずしも切り離して考える必要はなく、ブログを続けることで仕事に活きてくる部分も少なからずあるということを、知って頂ければ幸いです。
ブログを始めるか迷っている社会人の方がいれば、ぜひ一歩踏み出していただければと思います。
おしまい