チランゴのキャリア語り

総合商社→AIスタートアップ→外資系コンサルキャリアのアラサーが、転職やスペイン語学習について語ります

【就活生の参考用】総合商社に入社して一番良かったこと

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社会人になり数年が経ちました。

総合商社なんて体育会の巣窟、激務だって言うし生き残れるか..と心配していましたが、「あの時は大変だったな」と思える出来事もいくつか乗りこえ、何とかやっています。

今回は商社に入って良かったこと、商社だからこそ得られたと思うことを記事にします。

 

総合商社に入社して感じるメリット

結論から言うと、商社に入って良かったのは若手の内から教養の大切さに気づけたことです。

もちろん、論理的に考えて物事を進める力や時間管理能力、チームでの仕事の進め方など、教育熱心な先輩に囲まれた環境のもとで実に多くのことを学ぶことができました。

 

しかし、これらは程度の差こそあれ別に商社でなくとも意志とサポートがあれば身についていくものだとも思います。

数年で社会人としての基礎を固められたことは自信にもつながりましたが、それよりも自分が商社に入って最も良かったと思うのは、やはり先に述べた若い内から教養の大切さに気づけたことです。

どういうことか見ていきます。

 

総合商社で世界基準に触れられる経験

商社の特徴の一つとして、メーカー他と比較してかなり早いタイミングで海外出張、研修、駐在に出る機会が多いという点があります。

私の場合はありがたいことに、所属していた部署が若手をバンバン出張に行かせる方針だったので早い段階で会社を通じて海外に行かせてもらいました。

何回か行くと最初の頃の興奮も落ち着き「に、日本での仕事がたまるぅ!アアアアアブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!」となる、かもしれません。

 

そして海外に出ると、自分の役割はどうであれ現地のビジネスパートナーの会社のトップや重役クラスと直接相見えることになります。

そこで何度か会議や会食を繰り返して気づいたのが、彼らは自身のビジネスに加えて文化や宗教、歴史などの分野に精通しているというか、世界の様々な事象に対する正確な知識と理解を持っているということでした。

加えて、言動の節々から人としての器の大きさが伝わってきて、それらすべてをひっくるめて心の豊かさ、にじみ出る教養というものを感じました。

 

これは一ヶ国に限った話ではなく、国を問わず海外でトップまたはそれに準ずるレベルの会社を経営している人達は、私が会った限りではみな教養を持った人ばかりでした。

 

世界の上の上にいる人たちとはどんなものか、それこそスポーツや学業で世界レベルのすさまじい成績を残した訳でもない自分が、組織の力を使って世界基準に触れることができました。

これは、若手の内から海外のトップ層の経営者たちと接することができる商社だからこそ得られた機会なのかと思います。

 

以前書いた記事でも少し触れましたが、迫力と知性と感じさせる人はインターネットの世界だけにはいないというのは本当にしみじみと感じます。

 

また同時に、そういった人達にビジネスパートナーとして心から求められるには、教養を磨いておかないと厳しいとも感じます。彼らが直接そう言った訳ではないので、感覚的なものですが。

海外に出て彼らと直に接することがなかったら特段気にしていませんでした。

 

しかし今は「そういう人達がいる。すごい」で終わるのではなく、自分自身が将来後悔しないよう、若いうちからもっと教養を磨いていきたいと思っています。

実際のところ、社内にそういった教養を持った人は、全体の5%もいないのではないかと思います。日本を見渡したらもっと少ないと思います。日本の弱いところかもしれません。

 

おわりに

若い内に世界基準に触れて特に教養の大切さに気づけたのは、総合商社に入社して早い段階で海外に出してもらい、海外のトップ層と仕事ができたからだと考えています。

それが、これまで学んだどんなことよりも私が商社に入って一番良かったなと思えることです。

 

会社で必要とされるスキルはその都度学んでいけば良いと思いますが、仮に会社を離れることになっても世界で生きていく上で大切な教養に気づけたことは、自分の人生にプラスになりました。

もし就職活動中で興味が出た方がいれば、ぜひとも総合商社を受けてみてください。

 

www.chilango-taco.com

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おしまい