カチャッカチャッカチャカチャ‥
「海外旅に慣れてきた!」
ホテル併設のゴールドジムに通いつめ迎えた最終日、市内で昼食を食べ、空港へ向かう為通りでタクシーを捕まえました。
「空港までどのくらい車がいるか分からないからメーターを回させてくれ
定額で行けないか相談したところ返ってきた運転手からの提案を、
昼飯をゆっくり食べ過ぎたせいでこの時既にメキシコシティ行きの飛行機出発時刻の2時間前だったので、
ただ、この時はまだ「行きは空港から市内まで30分もかからなかったし
異変を感じたのは数キロ走って高速に乗ってから。
カチャッ‥‥カチャッ‥カチャッ
「なんだ・・・こ・・・・・・れは!?
なにかまずいぞッ!」
カチャッ‥カチャッカチャッカチャ!
「た・・・タクシーメーターが消え・・・い・・・いやッ!
当時の手持ちはUS$60。
毎秒10円増くらいの勢いで回り出した
カチャッカチャッカチャカチャ!
気づいた段階で運転手におかしいと言えばよかったのですが、ちょっとした渋滞もあり、
メーターは止まることを知らず、とうとう手持ちのUS$60を超えました。
こうなればもう運転手にお願いしようと思い、
「手持ちが足りないんだけどよォ~~
飛行機も間に合いそうにないし何とか手心を加えてくれねえかァ~~
といった趣旨を100倍丁寧にして運転手に伝えます。
…今……何て……言ったんだ?……何だって?……
『任務は遂行する』『お金もきちんと回収する』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「
・・・結局、空港手前で高速を降り、少し走ったところにあるウォルマートのATMでお金を下ろしました。
膨れ上がった金額はUS$120。
空港到着後すぐに支払いを済ませダッシュで航空会社のカウンターに向かいましたが、この時すでに飛行機出発時刻の20分
あとは粛々と、カウンターの奥にある航空会社の事務所に行き事情を説明、次の便の航空券を購入したい旨を伝えると
「次の便は翌日の同じ時間だね」
と言われ、延泊が決定しました。
事務所には同じ便を逃した人が4人もいました。「まぬけな人がいるもんだ」と謎の親近感を覚えました。
ちなみに、もうタクシーは乗りたくないと思い空港からバスで市内まで戻ったのですが、料金はなんとたったのUS$1..
皆様も悔しさと情けなさのダブルパンチを味わわないよう、コスタリカに旅行の際はぼったくりタクシーにお気をつけください。
おしまい