今回のコンサル転職体験記はデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の中途採用1次面接についてです。
DTCは総合コンサルティングファームの中でも、BIG4とよばれる会計系大手の一角を占める企業ですね(他はPwC、EY、KPMG)
BIG4やDTCの詳細は例によって、他に分かりやすくまとめている方のブログをご参照ください。
デロイト・DTC中途採用
応募形態
今回の転職活動の中で、DTCだけは唯一エージェントを介さずにDTCで働く友人経由で応募しました。
なので、書類応募の段階から人事と直接やりとりすることになります。
私の場合、書類通過は数営業日で連絡がきたのですが、面接日程調整のやりとりから確定までが1週間程度かかりました。
当時、面接をぎっしり詰めて週3~4回程度入れていたので、エージェント経由で応募している他社の日程調整との兼ね合いで困ったのを覚えています。
DTCだけは別対応で日程確定まで複数の候補日をブロックしなければいけないのが、どうにも・・という状況でしたが
「フォローしたら心象悪くならないかな・・?」という心理が働いたのと、そもそも面接日程を詰めていたのも単なる自己都合だったので、結局フォローせずw
この辺りはエージェントのありがたみが沁みますね。
エージェントの場合、複数社の面接候補日程を同時に渡しても、絶妙にうまく散らした日程で調整してくれたのでとても助かってました。
DTCだから、というよりエージェントと他の応募形態を組み合わせて、同時期に日程を詰めた弊害ですね。
異なる経路を組み合わせて応募される方は、日程調整が若干面倒になることを頭の片隅に置いておいてください!
DTC面接にむけた事前すり合わせ
エージェント経由の応募ではない中で図々しいのですが、過去に聞かれた質問をエージェントに収集させてもらいました。
そもそも同じ質問ばかりが聞かれることなんてほぼないので、あくまで気休め+αくらいの位置づけではあるのですが、知っているのと知らないのでは少なくとも私は気持ちの安定度が違いました。
そんなこんなでエージェントから貰った過去の質問集をざっと確認した限りでは「大体は一般的な質問かなー」という印象。
また、DTCの1次面接でケース問題が出るかどうかは
出ることもあれば出ないこともあるので、準備して臨んでください!
とのこと。まあ、そう言うよね。
あとは、別の機会にエージェントと面接の練習していた時に言われた言葉が、自分の頭に残っていました。
チランゴさん、面接相手を笑わせようとしてるのか分かりませんが、たまに変な間で変な回答混ぜますよね?会社と相手は選んだほうが良いですよ。
特にDTCの面接では止めたほうが良いです。そういうの、あんまり好きじゃない人が多いと思います(真顔)
わ、わかってらい!でも。ありのままの自分を見てほしい~、と思いつつ、まずは面接通過を優先し、封印して臨みます。
ちなみに、エージェントが言ってた意味はDTCの選考を受けていく中で、なんとな~く分かった気はします。もちろん、各社せいぜい数人の面接官を通じた印象になりますが、人の特徴は会社ごとに有るかもしれませんね。
デロイト・DTC1次面接
概要
面接の大枠は以下の通りでした。
面接時間:1時間
面接相手:シニアマネージャー 1名
面接形式:オンライン
内容
概要の通り、面接官はシニアマネージャーの方でした。
第一印象としては、飄々とした雰囲気で一見話しやすそうですが、あんまり目の奥は笑っていない感じ。
気を引き締めました。
本日はよろしくお願いします。それでは早速、職務経歴からお願いします
冒頭に、面接時間の使い方やケース面接の有無に関するアナウンスは特にありませんでした。
経験則から言えば、冒頭に明言がない限りはあんまりケースは出ない印象です※
この時点で、「ケースは出なそうかな?」と思いました。
※ 追記)冒頭触れられなくても、フィット面接の途中で急にケース面接が入る面接も他社で経験しました。なので、あくまで頻度が少ないという程度
さて、DTCの1次面接で聞かれたこと自体は、そこまで特筆すべきことはなかったと思います。
職務経歴やコンサル、DTC志望動機、あとは私は特定の部署に応募していたので、関連する業務経験は結構深堀られた記憶があります。
あとは、質問内容そのものとは違いますが、面接官の話す速度や会話のテンポが速く、質問の長さも短めで、とにかくパっパっパっ!と進んでいく感じでした(伝わりますかね?)
職務経歴書に書いてあるこの経験について、もう少し詳しく教えてください
2ステップでお話しします。1ステップ目は~データを取って分析。2ステップ目として、結果から得られた示唆をもとに~なアクションをとってました
おお!うちの部署がやってるようなことをすでに事業会社の中でやってるんだね。いいね
せいぜいエッセンスに毛が生えた程度の経験と思いますが、反応が上々でホッとしました。
次は、最近気になったテクノロジーについて教えてください
(おお。こういう質問来るよね。来るけど・・特に何も考えてなかったw どうしよう。あ、こないだ他社でケースお題として出されたフィンテック事業の話にしよう)
転職活動中の面接受け答えは、面接を繰り返す中で上手くなっていきます。
このときは、DTCの前に受けた他コンサルで
スタートアップ時価総額ランキングトップ20リストを見せられてその中から1社ピックアップ→ビジネスモデル、競合優位性、今後の展望 をまとめる
というケースをやっていたので、その時に選んだスタートアップの事業概要を話しました。
素人の目から見ても非常に面白い事業だったのもありかなり覚えていて、話し始めてからはスラスラ出てきました。
なるほどね~。聞きたかったものとは違うけど、まあいいやw なんか慣れてるねw
慣れてる訳がない。ですが、話し方だけはそれっぽくできた気がするので、まあ面接においては及第点だったのかと思いました。
そもそも技術にフォーカスした返しをできてないので、前半の反応はもっともですが・・w
大体分かりました。そしたら今度は私から部署の説明しますね。チームが3つあって~チランゴさんが入るとしたらこういうポジションで~。入社前のすり合わせってホント大事だから疑問点は遠慮なく聞いてね
おお?なんか通過前提の話じゃないか?
これは突破できたか・・?と思いました。
後半は面接官からの説明と、こちらからの質問に答えてもらっている間にあっという間に過ぎ、時間ピッタリに終わりました。
結果
結果は翌営業日に人事から、通過の連絡が来ました。
は、早い!
面接中の反応から、期待通りといえば期待通りですが、無事通過していて安心しました。
面接の後半は部署紹介と質問タイムでしたが、おそらく前半のやりとりで1次レベルは問題ないと判断されたため、後半はアトラクトやすり合わせの時間に切り替えられたのかと推察します。
所感
DTCの1次面接ではケースはなかったですが、会話のテンポが速く結構疲れました。
他に受けていた非大手総合コンサル(イケてないくくり方ですね。ご容赦ください)に比べると、突っ込みや質問のシャープさなど、少し難易度が上がった感覚でした。
ただし、事前準備をしっかりすれば対応可能なレベルかと思います!